仙台物理実験塾 PeX

Experiment × Physics

カテゴリー: 雑記ブログ

理科が危ない

江沢洋先生の『理科が危ない』という本が目に留まった。まだ購入していないが、教育者側にいる身としては大方内容の予想がつく。

理科、特に物理は学ぶのに時間がかかる。大学ではもっと時間がかかるが、それは高校でも顕著だ。化学であれば、有機化学・無機化学・理論化学が分かれており、学問的にはどれも大学に行けばある程度分野が分野をまたがるような現象は起こるであろうが、高校ではもはや「別科目」に近い認識が強いと思う。それに対して物理学はどうだろう。物理学は、力学が大きな基礎をなし、それは電磁気学においても運動方程式を立てたりするところに大きく影響するし、もちろん波動学においても粒子の運動を基本的に扱うから力学が基礎になっている。

こうして、物理学は序盤に学んだことが顕著に後半に響く科目であり、さらに単純な計算だけでは終わらない。たとえば答えを出した時点で「物理的にどんなことを意味するか」という吟味をするのが普通で、実際に大学入試でもそういう記述問題は出る。これは、物理学という学問が自然を扱う学問であり、現実に即していることに依拠している。

この物理的吟味を行うには知識が必要であるのと、経験値もかなり必要だ。先生から直接の指導を受けられればいいのだろうが、そういう時間がある教師も少ないであろう(最近は部活動などに先生方は時間を取られてしまう)し、もはやそこまで物理学を学んできていない先生には「物理学としての物理学の指導」ができない人もいると思う。

拍車をかけるように、学校では実験も軽視され、ただの机上の勉強、受験勉強、点数を取ることにばかり目がいく。わかりやすい、簡単、面白いものに目がいく。それでいいのだろうか。

もちろん、面白いということは重要である。かの有名な物理学者アインシュタインは磁力の不思議(離れていても働く不思議な力)に魅了されたという。そういう子供時代の経験がのちのアインシュタインに影響を与えたのは間違いがない。私が述べたいのは、「面白さ」のベクトルが違う。

見て「笑える」funnyなのか、「知的に魅力な」というinterestingである。日本語では面白いという言葉で両方表現ができてしまうが、interestingというのは知的な意味が含まれる。私が言いたいのはそういう面白さである。

江沢洋先生が嘆かれるようなこの日本の科学教育、大丈夫なのだろうか。

TOEICが難しかったらしい?

おはようございます。

僕は最後にTOEICを受けてから久しいのですが、英語教育界隈でもTOEICを専門に教えているとある知り合いのTwitterで結構きつかったという話を聞きました。彼でも苦労するのだから、結構TOEIC難しくしているんですね。

以前よりは格段にレベルも上がっているはずだし、自分もそろそろ久しぶりに受けてみようかなと思いました。(なお、仕事があるので日程調整できるかは怪しい)

TOEICはビジネス英語を中心とした英語リスニングとリーディングです。大学受験でしっかり英語を学んだレベルであれば十分点数は取れると思いますが、ビジネスで使うような単語が多いので、そちらは別に押さえておく必要があります。

学校の英語だけの場合、外部のテストを使って自分のモチベーションを保つというのは一つの勉強方法と言えるでしょう。私もそうですし。

それでは今日も一日頑張りましょう。

勉強できるというのは幸せなんだ

さて本日は日曜日です。私も普段は日曜日は仕事ですが、今週はたまたま月の中の5回目の日曜日のため授業が少ないです。

そういう日にもちろん息抜きもしますが、私は勉強をじっくりします。
日頃は仕事でじっくりと勉強できる時間がありませんので、長い時間かけて読むような専門書をこういう日に読みたくなります。

人生、毎日学ぶことだらけです。

みなさん、親が身の回りのことをしてくれて勉強できる環境というのは本当に素晴らしいことなのです。大学生になると一部の人は一人暮らしとなり、そのありがたさを身を以て実感できるできることでしょう。それは社会人になれば、尚更です。学ぶ必要なんてない、と考える人がほとんどですが、私のように日々学びたい人にとって、勉強・研究などに頭を割ける時間が取れないことがほとんどです。自分で生きるためのお金を稼ぎ、家事などあらゆることをしなければならないのですから。

勉強するにも場所が必要です。家があることに感謝しましょう。
紙・ペン・本を買うにはお金が必要です。買ってくれることに感謝しましょう。
塾に通うにはお金が必要です。通わせてくれることに感謝しましょう。
学校に行って学ぶこと自体が当たり前かもしれませんが、学費というものは常にあります。払ってくれていることに感謝しましょう。
家事には様々ありますよね。洗濯・料理・買い物・掃除・皿洗い、人によってはアイロンがけなどもっとあるでしょう。それを一部手伝わされている人も多いとは思います。でも一方、何もやっていない人も多いと思います。感謝しましょう。

しかし、こういうことは、いつも後になって気がつくのです。あのとき、こんなに大変だったんだな、と。
自分が生きていた環境はこんなにありがたいものだったのだ、と。

感謝し、学びましょう。

仙台、寒くなってきました

おはようございます。今朝の気温は16度でした。文京区で21度、大阪では現在24度らしく、関西は暖かいなぁ、と改めて(笑)

仙台に来てから5年ほど経ちましたが、未だにこの寒さにだけは耐えられません汗。
東京でも勿論現在の仙台くらいの気温は普通にありますが、その時期はおそらくだいぶ冬でしょうし、コートとか着ててもいいと思うのですよ。が、仙台で16度でコートは早い。

ひとまず衣替えの時期/クールビズが終わる時期なので、早めにスーツの上着を着てしまおうかなと思っています。

本日は外部の英会話講師に出向き、それが終わるとPeXでの授業となりますね。確実に成績を上げるために今日も奮闘いたしましょう。

大数月刊号はうまく扱える

こんにちは。大学への数学には月刊号があり、数学好きにとっては学力コンテスト(月刊号の最後の方に記載された問題を解いて送るコンテスト)は大変面白いです。

が、そのようなマニアックな使い方でなくとも、基礎的な演習に役立ちます。

毎月テーマが決まっており、10月号は先日発売されましたが「場合の数」です。場合の数をトレーニングするための①基礎レベル②標準レベル③発展レベルの三段階に問題レベルを分けてくれており、苦手な人は①で徹底演習をその月するのが良いと思います。もしも①は大丈夫そうであれば②を。さらに受験に向けて頭を使いたいというならば③も日々やってみると面白いです。

高校生が勉強しなければならない膨大な数学のなかでとりあえず大学への数学のテーマに合わせて毎月勉強しておこう…というのはなかなかいい作戦ではないでしょうか。
毎月克服していく感覚もあるでしょう。これを高校一年生の段階で①は完璧にし、高校二年生では①を復習、②は演習として、③はチャレンジとしてやってもらうのを毎月繰り返していたら…本当に力がつくと思います。

もしも月刊号のペースだと(数三も入って学校のペースと乱れるために)厳しい場合、前年度の月刊号を漁って、自分の学校でやっている分野だけを出して来るというのもアリだと思います。

たかだか1,300円程度ですから、ぜひ毎月買って(全部やりきることは目標にせず)有効活用してみましょう、というご案内です。

そういえばいつも思うのですが…これの物理VER.ってないですよね…。笑

定期テストも終わり

さて、高専生も高校生も定期テストが終わった時期になります。みなさん、終わったからといって安心しないようにしましょう。

日頃から私も言われておりましたが、毎日ある程度コツコツとやっていれば記憶の定着はかなりの確率でします。人間の脳は長期スパンでの繰り返しの復習が長期記憶へと繋がるのです。今日学んだことは、実は一時間程度後にはもうかなり忘れている可能性が高いです。つまり、授業を終えて終わりじゃないのです。常日頃、学んだことは学び直す必要があります。

かくいう私も、毎日新しいことを勉強しています。それを覚えなおすために努力もしています。先生も勉強している方が、説得力がありますよね。

本日も塾生・英会話の生徒様がいらっしゃいます。頑張ることにいたしましょう。

10月ももう少し

月末になりますね。先ほど起床しました、おはようございます。
月末までにやりきりたい仕事があって、そこが終われば様々な塾の仕事に自分のcapacityを注力できるのでなんとかしたいという思い。

たとえば、塾での実験イベントを定期的に開催して参加してもらって欲しいなあと思います。実験であれば前提知識をかなり仮定しなくてもよくなりますので、学年が違っても参加できることもあるんじゃないかな、と思っています。

異分野交流会などのイベントを記載したページ作成もしなくちゃですね。さあ、やることがたくさんあります!今日も張り切っていきましょう!

高専生の英語

高専生の英語事情はどうなっているのかと最近よく思います。何しろ赤点が60点なので、先生側としても正直出題を難しくしすぎると留年をたくさん生むことになり、学校として不利益(実績として)です。そのために出題範囲の中でもどのようなことが問われるか、事前に生徒にかなり伝えてしまうこともあるようでした。そして、大学編入や就職の際のTOEICの点数という意味で困ってしまう。これでは教育としてどうなのか、と思うところがあります。

英語を学ぶのは簡単ではありません。少し勉強したからといって上がるものでもなく、かといって不必要とも言えない。大学編入する人にとっては、将来的に論文を書き上げるときにも読むときにも英語はいずれにせよ必須になります。逃げられるわけがないのです。そこまでにきちんとした英語教育を高専生にも与える必要があるでしょう。

ただ学生にとって所詮は英語も勉強の科目の一つであり、点数化されるものであり、決して面白いものと思う人は少数なはずです。でも、私は英語は面白いと伝えたい。それを理解してもらうための道のりは険しく、厳しいことは事実です。単語も知らなければ読めないし、文法も知らなければ読めないし、耳も鍛えないと、口も鍛えないと話せるようにもならない。本当に様々な力が必要とはされます。ですが、それも慣れ。毎日毎日コツコツと良い勉強法で続けることが大事なのです。

英語を話せるようになれば世界が広がります。間違いなく、自分の宝になる。そういう尊い教育を常に提供し続けていきたいと毎日思いながら、胸に刻みながら、指導しています。

本日は高専生の学生に対して英語の指導がありました。とても大変な学習ではあると思うのですが、頑張ってついてきてほしいと考えています。絶対にいいことあるぞ!

【日本で一番難しい英語検定試験 】ICEE


年に一度、ICEEという名前の”お祭り”であり英語検定試験でもイベントが開催されます。中高生から大人のまでの英語の猛者が集まり、英語力に留まらない様々な力を競います。私は昨年出場して午前中の敗退で、今年こそと思っていたのですが、様々な仕事があったため直前に参加を断念しました。来年は少し仕事を減らす予定なので出るつもりです(いや、絶対出ます)。

ICEEとはどんな試験か

ICEEとはInternational Cultural English Exchangeの略です。紘道館を運営している松本道紘改め松本空龍先生が年に一度主催している大きな英語検定試験です。
そして、【日本で一番難しい】テストと言われています。全て口頭によるスピーキングのみの検定試験です。

ICEE午前の部

ICEEには午前の部と午後の部があります。午前で勝ち残れた人が午後の検定試験を受けることができます。

1. Introducing Others

カードを引き出てきた歴史上の人物や著名な人物を1分間で紹介します
(1)カードを引く
参加者の7人くらいが1グループを作り、そこに採点者が一人ついていて、検定者は順番に立ち上がって採点者の前まで行きます。カードを引きます。
(2)1分間準備する
この間、皆シーーーンっとなっているので、めちゃくちゃドキドキします(笑)
グループの残りの人たちは、私のことを見守っているのです…(自意識過剰?笑)
検定試験とはいっても、グループの中で皆楽しく交流しながらの試験なので、雰囲気自体はとっても明るいのです。
(3)1分間話す
もう話し始めてしまえばこっちのもの…
とは言いますが、焦りすぎると文法的にはちゃめちゃになってしまう可能性もあります。最初の試験なので緊張するとは思いますが、落ち着いて…頑張る。

2. Extemporaneous Speech

決められたトピックについてのスピーチを1分間行います
(1)カードを引く
グループ内から一人ずつ出てカードを引きます。確か3つほどトピックが書いてあったと思います。
(2)1分間準備する
カードを引いた直後からもう時間のカウントは始まっています。1分間の間に自分の話すトピックを選び、かつ、それの内容を考えていきます。ここでも皆静かにしてジーーッと見守ってくれています(笑)。確か英検1級にも似たような口頭試験がありましたね。
(3)1分間話す
自分の意見を述べて行きましょう。慣れていない人にとって、かなり1分間は長く感じると思います。

3. Definition game

出題される単語を採点者に対して定義する試験。これは例年と比べて新しい検定試験になります。以前はQuick Response(短い質問文に対して自分の意見を次々と述べていく試験)でしたが、今年は内容を変えたようです。
(1)ジャッジの前に移動する
緊張する場面です。自分はこの試験は受けたことがありませんが、想像は容易です(笑)。
(2)ジャッジが話す単語を聞く
何らかの単語をジャッジが投げかけてきます。聞こえなかった場合は1度くらいは聞き直しても良いのではないでしょうか。
(3)答える
単語の意味を定義しましょう。わかりやすく、慌てず冷静に、かつ、ユーモア・発想力が問われています。この後、別の単語が読み上げられて(2)→(3)を繰り返します。10秒間沈黙してしまうと次の質問に移るようです。

4. Why-Because

2人でペアになり、パートナーがしてくるWhyの質問対してBecauseで繰り返し答えて行きます。これの逆も行います。
(1)ペアでジャッジ前に移動
質問の内容がスクリーンに表示されています。どちらが先にWhy役・Because役なのかを決定します。
(2)Why側が質問を投げスタート
Because側は答えましょう。するとWhy側はその答えに対して深く掘り下げるような質問を繰り返して行かねばなりません。例えば、「どんなスポーツが好きですか」というトピックであったとして、最初に答えてきたのが「野球」だったとすると、「どうして野球を選んだのですか?」→「お父さんがやっていたからです」→「どうしてお父さんは野球好きだったんでしょう」→「かっこいい野球選手がいて憧れていたからです」といった具合に、です。質問に詰まってしまった場合、少し切り返すこともできます。例えば上に続いて、「なるほど、ではどうして他のスポーツは選ばなかったのですか?」などとすることもできます。とにかく、質問を繰り返していくのがWhy側の役割です。
(3)WhyとBecauseの役割を逆にする
こうして、また同じアクティヴィティを繰り返します。

5. Discussion

ここまで一緒にやってきたグループ内において、決められた話題について議論します。独りよがりな議論ではなく、周りにも耳を傾け、議論を推し進めることが重要です。
(1)ジャッジ含む皆で円形に座る
今まで一緒に検定試験を受けてきたグループで椅子を動かし、円形になります。ジャッジも中に混じっていて、皆の議論を採点します。(これ、ジャッジは色々な人の様子を見なければならないので本当に大変だと思います…汗)
(2)15分間の議論がスタート
誰がリーダーとか、そういうものはなしにスタートします。誰かが議論を切り出し始め、色々な人の意見を聞いたり、それに対して口を出したりします。意外と15分間は短いです(笑)。トピックに対して自分の意見を主張することはもちろん、論理的一貫性をもつことも重要であり、他人の意見を一方的に遮るような発言は良いと判断されません。しっかりと意見交換することが大事です。

ICEE午後の部

午後の部の概要です。来年こそ出たい。

6. Impromptu Debate

2グループ(4対4)に分かれて、決められたテーマについてディベートをします。
これは松本道紘先生考案の「六角ディベート」という素晴らしい形式のディベートを用いた方法です(六角ディベートの詳細はこちら)。こちらでも六角ディベート普及のため、それに沿った解説をします。

※通常「空」という役割の人が登場しますが、ICEEにおいてはその役割は割愛されているのでこちらでも登場させません。以下、2チームの名前をA,Bとします。


(1)役割を石・風・火・水に分ける

石: 立論の要であり、自分たちの立場を決定付ける役割


石の役割は立論である。立論は自分たちの意見を指し示すものであるから、堅く説得力を持っていなければならない。このイメージから「石」と呼ばれている。よって、この役割は自分たちの「堅さ」を決める重要な役割になっている。この役割の人はチームの意見をまとめ、後に3分間のスピーチをすることになる。

風: 相手の石を揺れ動かす者。鋭く質問する必要がある。

風の役割は相手の立論を揺れ動かすことである。相手が立論してきた「石」は強く堅いものだ。だが、完全な「石」などない。相手が考えることに対して鋭い質問を投げかけ、答えてもらう。相手の「石」はそれに答えなければならない。こうして、相手の立論の穴や、考えていることを再度聞き出していくのである。

火: 熱い炎のように、相手に訴えかける役割

火の役割は自分たちの立論の正しさを強めることである。自分たちの立論が正しいということを裏付ける「経験」を、感情を込めて相手・聴衆に訴えます。人間は論理だけでは動かない。感情が絶対に絡みます。

水: 盛り上がった議論を水で癒し、まとめる役割

火のパートが終わると議論は白熱し、場も盛り上がって熱くなって来ます。そのままヒートアップして感情的になっては元も子もありません。水は熱くなった場を一旦冷やし、場を統括して議論をまとめる役割を担っています。確かに議論は白熱し、相手の言うこともわかる、だが、やはり私たちはこう主張したいのだ。そのような形で水の役割の人は場を収めてもらうのです。

(2)Aの石が立論(3分間)→Bの風が質問(4分間)
片方のチームが立論を行い、もう一方のチームがそれに対して質問をします。風の役割はここで再び石の言っていることを確認したり、鋭く質問を投げかけていく必要があります。石についても、相手にわかりやすい英語で、論理的にまとまった立論をする必要があります。

このあと、逆(Bの石が立論→Aの風が質問)も再び行います。

(3)作戦タイム(1分間)
わずかですが、相手の立論を受けてこちらの作戦を再び練る時間が与えられます。もちろんこちらのした立論を覆すことはもうできないので、火・水の人たちがどういう立ち回りをしたらいいかなどを議論しあったりします。ここでチームの意思疎通を完全に合わせる必要があります

(4)Aの火による反駁(3分間)
ここで論理的な議論に「感情」を入れます。Aの火の役割のものは、どうしてAの意見がより重要であるのか、自分の体験を交えて感情的に熱く説明することを求められます。聴衆はジャッジや相手チームだけではありません。ICEEの場には聴衆もいますし、一般の議論の場では議論当事者以外が話を聞く場面もあるでしょう。そんな聞いている皆に、訴えかけるのです。

Aの火が終わったあと、逆(Bの火)をやることになります。

(5)Aの水による反駁(3分間)
議論はヒートアップしていきますが、最後にここで場を「癒します」。それが水の役割です。相手の主張なども交えながら総括し、それでも自分たちの主張こそが重要であることを皆に訴えかけます

7. Interpretation

同時通訳の検定試験です。日英・英日の同時通訳を両方やります。表面上の訳出だけではなく、想像力溢れる訳出ができているかも重要視される。

(1)日→英の同時通訳(1分間)
何らかの専門家がいらっしゃることが多いです。難解な日本語を英語に同時通訳します。ゲストの方は喋り続けていて、隣に座る人が1分毎に交代していきます。一周したら終わりです。
(2)英→日の同時通訳(1分間)
こちらも何らかの専門家がいらっしゃることが多いです。英語としてはかなり難しく、専門的な内容のものの同時通訳が求められます。日→英と同じく、ゲストはひたすら喋り続けています。そこの隣に座り、1分間話してどんどん交代していきます。
これ…本当に難しいんです。ICEEでは僕はやったことはないのですが、主催者の松本先生がやっておられる私塾(紘道館)での月例会(勉強会)にてやったことがあります。本当に死ぬほど難しいです。話されている言葉を瞬時に理解し、しかも意味的に深く理解し、それを適切な言葉に変換しなくてはならないのです。

8. Negotiation


この時点で参加者は4人に絞られます。2人・2人の2グループに分けられ、上写真のようにネイティブ二人に対峙します。まわりは視聴者だらけです…笑。もう1つのグループも同時に行います。

(1)テーマが与えられ作戦タイム(10分間)
例えばですが、「参加者の片方は高校生で、もう一方はその親とする。相手のネイティブは進路指導と担任の先生である。現在定期テストの成績がよくないが、自分のやりたいことがある。だが、先生方からは勉強するようにと言われる。交渉せよ。」などと言う感じである(これは2018年ICEE Youthにて出題されたNegotiationの内容である)。作戦タイムのうちにどう交渉するかチームで相談する

(2)交渉する(15分間)
時にはユーモアを交えながら、鋭く切り込みながら、相手に対して自分の要求を通すための交渉をします。まわりでは聴衆の方々が笑ったりしながら見ています。交渉しているところは非常に面白いです。(真剣なトピックとなればそれだけ荘厳な雰囲気になる可能性もありますが)。

9. Journalistic Interview

ここで参加者が最後の2人に絞られます。片方の人がインタビューしている間、もう一方の人は部屋を退出してもらいます。

(1)準備(3分間)
ゲストの簡単なプロフィールが渡されます。これを用いて参加者は準備する時間を与えられます。どんなことを質問するか、どう話を掘り下げていくか、など、この時間に練ります。

(2)インタビューする(10分間)
相手の本音を引き出せているか、だが嫌な感情を与えず、しっかりと踏み込んだ質問ができているかどうかを問われます。また、与えられた時間を効率的に使っているかどうか、相手に対するマナーも採点の判断材料にされます。

まとめ

ICEEという試験の難しさがわかっていただけたでしょうか?すべてスピーキングなのが難しいことは言うまでもありません。そのほかにも、

  • 決められた時間に喋りきることのできる時間管理力
  • 論理的に話す力
  • テーマに対して自分の意見をしっかり持つということ
  • ユーモアの力
  • 慌てず冷静沈着に振る舞う度胸
  • 相手の反応に応じた柔軟性
  • 議論を深める質問の鋭さ
  • 相手に対しても聞く耳を持つこと
  • 内容を捉える正確性
  • 日本語の運用能力の高さ

といった様々な能力が必要とされているのです。これが難しさのわけです。
ですが、厳しい試験の中には少なからず達成感や、まわりの英語の猛者に感化されてもっと英語を上手くなりたいという想いが生まれてきます。また、そこで新たな多くの仲間と出会い、切磋琢磨することができます。
これはかけがえのないことです。よく松本先生はこの検定試験のことを「お祭り」と表現しています。それも正しい表現だと思います。
英語の実力試しという意味でも、色々な世界を見てみたいと思う人も、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

物理、もっと実験しようよ

物理は実験する学問

そもそも、物理含む科学一般は実験をベースに成り立つ学問です。

なぜ〜なんだろう。そういうことを考えるのをおろそかにしてはいけません。

高校までのベースは「答えを暗記すればどうにかなる」世界ですが、大学以降、社会人を含めて、問題意識を持つことは非常に重要なことになります。

なので、僕は生徒の考え方をまず否定することはしません。なぜなら、彼・彼女たちも彼らなりに考えて出した結果だからです。

それが間違っていたとしたら?

もちろん、訂正してあげるべきなのですが、「これはダメ。こう考えなさい。」とは言わないのです。「これって…ー君の考え方だと〜ということになっちゃうんだけど、あってるのかな?」という間接的な方法。

これの差はわかるでしょうか。いきなり全否定してしまうと、「ああ、間違えちゃった、全然ダメなんだ」と思っても仕方のないことでしょうが、間接的に間違っているのではないかということを指摘すれば、確かにこれはおかしい…どこで間違ったのだろうか、と自己修正をかけられる子供も出てきます。ここには雲泥の差があります。

与えられるだけはダメ

答えは与えられるものでしょうか。

自分が成長していくために、間違うことは大事です。それと同時に、正解を知ることも大事です。ですが、そのプロセスも大事です。

なんでもすぐに答えにありつけば良いというものではありません。上述した間接的な否定の仕方は、自分が完全に間違えているということを強く言っているわけではないので、本人は「あれ、なんでだ。」と

再び思考し始めます。ここはポイントですよね。考えているのですから。それでも考えられない子供には、もっとレベルを落とした問題で同じことをするでしょう。人によって適切な思考レベルが存在します。例えるなら、プロの野球選手が悩むところを、野球初心者が考えすぎてもしょうがないわけです。ある程度のレベルに到達したものが考えることのできる余裕がある。それだけのことです。

最近オンライン含む問い合わせも増えてきていますね。夏も明けて秋になり、仙台も涼しくなりました。塾前の榴ヶ岡公園で一息したくなってしまうところですね(現在は午前1時ですが笑)

明日は英会話の仕事もあるので、塾長がんばりどころです。

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